白と灰色

　いろいろ書くネタはあったのに、逃しているうちに精神的に負担のかかる出来事に出会って書く気も失せてしまう。
　どうにも精神的に強くないので、すぐ反動が来て何もしたくなくなるようだ。しかもその状態でも動き続けてしまうからたちが悪い。いっそ寝込んでしまえれば楽なのにと何度思ったことか。

　非営利の、仲間内の集まりで、この上なく意見の衝突があった上に禍根が残る形で論戦は終了。灰色の部分に白黒つけようというのだから大変である。
　昔から思うが、正しいことをただ正しいと主張することは事態の解決にならないという思いを新たにした。現状がどうで、何が正しくて、そのためにはどのようにしていけばいいのか、その具体的な道筋を「他の人に納得できる形で」提示してこそ、主張に説得力が生まれるのである。

　立場が立場でなければ、身近に他の同種の仲間がいれば、選ぶべき道は自ずと変わってくるのかも知れないが。