先日、國學院大學中国学会の例会に参加した。
個人的な都合で大会、例会ともに今年はほとんど参加していなかったので、本当に久しぶりのこと。大学院に進んだ学部の同期や、恩師をはじめとするお世話になった先生方に会い、結婚や出産の報告。もう長い間離れていたのでそもそも先生方に名前を覚えられているかが心配だったが、杞憂だったようだ。I先生から「また学びたくなったらいつでもいらっしゃい」と過分な言葉をかけていただき、恐縮の極み。
肝心の発表内容は研究から離れて4年も経過している事もあり、なかなか頭に入ってこなかった。発表を聞きながら白文に返り点を振る能力も衰えていたし、そもそも基本的な基礎知識がかなり欠落していた。
それでも昔懐かしいという思いは強かったし、恩師の発表は自分の興味を持っている分野と近いために辛うじて理解する事が出来たのは収穫と言えよう。
資料室の方に写真を見せながら子供の話をしていたら、某思想が専門の毒舌なB先生がちらと横目でこちらを見て「子どもを作るより先にいろいろやることがあるだろうに」とつぶやかれたが、その毒舌すら懐かしい。B先生の言葉の裏にあるちょっとした優しさに触れたような気がしたのだが、気のせいでないことを願いたい。
選ばなかった道
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