長崎県で起きた小学生女子が同級生女子をカッターナイフで殺害した事件。「HPの書き込みでトラブル?」という具合で、子供がインターネットに触れる危険性について指摘する声も出ている。
子供を持つ親として、今後どのようにインターネットに触れさせるか、悩ましい限りである。インターネットをするのは親がいる時だけ、LANケーブルや無線LANカードはその都度抜いてしまう、というのが一番単純な方法だが、それではメールも何も出来なくなってしまう。アクセス制限は万全ではない気がする。
インターネットの危険性は以前から指摘されている事ではあるが、今回、その原因をインターネットだけに求めても良いのだろうか。
カッターナイフで人を刺したらどうなるのか。自分がされたくないことを相手にしてはいけない。それを教える機会はなかったのか。このご時世、「やられたらやりかえせ、と教えないと子供が守れない」という話も聞く。
それでも。越えてはいけない一線がある、その事を何とか教えられなかったのかと思わずにはいられない。
あえてURLは記さないが、この事件を嘲笑するかのような記述が行われたBLOGがあった。そこの掲示板は記述の削除を求める書き込みであふれた。たまたま家で仕事をしていた私は、午前中からその推移を見守っていたが、夕方までに書き込みは1000を越えた。
そして。
記述をした当の本人は、謝罪もせず、記事も削除せず、削除を求める書き込みそのものを削除し始めた。かの有名な2ちゃんねるからこのBLOGを知った人々は削除に対抗するかのように書き込みを続ける。書いたそばから消される。
この記述をした本人は大学生だという。大学生にもなって何を書いてはいけないかがわからず、不謹慎だから削除して欲しいという発言を受け入れないどころかその発言すら封じてしまう。
加害者が今後どのような話をし、どのように更生するのかも気になるが、こういう事件に対する周囲の反応がどのように収束していくのかも注目していきたい。
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