2006年 ワールドカップ ドイツ大会 日本予選敗退

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 予想通りと言えば予想通り。日本中が興奮していたようにマスコミは騒いでいる(た)が、国民の大多数はそう思っているのではないだろうか。
 しかしそれでも「もしかしたら」という思いがあったのも事実。WBCの時もそうだったが、「日本代表」というものにこれだけ国民が期待を込められるのだから、わざわざ教育基本法改正で「我が国と郷土を愛する態度を養う」などという文言を入れる必要はないのではないだろうか。
 もちろん教えなければならない部分もあるだろう。しかし今のこの状況から教えられる面もある事を、政治家や文部科学省、教育委員会のお歴々にはしっかりと認識して欲しいと思う。

 日本代表は結果としては1勝もせずに予選敗退だが、どの試合も「もしかしたら」を思わせる展開があり、見る方としては見応えがあったのではないだろうか。むろん、立て続けにゴールを決められる様子に胸が痛んだ(あるいは怒りに震えた)人も多いだろうが。

 個人的には、2戦を終えた段階で予選突破は無理だと思った。しかしそれでも、「1-0でまさかの勝利」を期待したものである。それくらいが現実的だと思った。
 結果としては得点力不足と精神的な弱さによる(と私は思った)失点の多さで予選敗退だが、宿敵韓国は何度となくワールドカップに出場しながら、先の日韓共催大会まで1回も勝つ事が出来なかった。
 そう考えれば先の大会でのベスト16進出というのはむしろまぐれであって、今回の結果こそが今の日本代表の力なのだろう。

 中田英は言っていた。
 「フランス大会は訳も分からず、日韓大会はホームで、今回が初めてのワールドカップ」(意訳)
 そう、今回がいわゆるワールドカップできちんと戦った最初の大会だと思う。
 そして、日本が世界と戦える事も分かり、また世界とのレベルの差も実感した大会だったろう。
 そう考えれば、2010年の南アフリカ大会、そしてまだ開催地の決まっていない(南アメリカらしいが)2014年の大会に期待したいところである。

 しかし日本代表にとっては川口の好セーブが光った大会だったが、川口の後釜となれるゴールキーパーがいるのだろうか……。その他のポジションはそれなりにいるらしい印象があるのだが。

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