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2006年06月15日

親の意識の低さ

 かねてから、駄目な子供が多いのは学校のせいではなくて駄目な親のせいだと思っている。
 駄目な親が何故駄目なのかを追求すれば、その親が悪かったという事だ。(もちろん例外も多々あるだろうが)

 若者が電車の中で化粧する事が問題なら、いい年した親父が電車の中で2人分の幅を取ってどっかと座っていたり、お酒と乾き物で一人晩酌をしているのは問題ではないのかと。

 若者のバックパックが問題なら、サラリーマンの肩掛けカバンは問題ではないのかと。(ちゃんと前に抱えろよ、と。個人的にはバックパックより迷惑度が高いと思う)

 若者が電車の床に座り込むのが問題なら、どうせ混雑しているから倒れる事はないと、満員電車の中でつり革や手すりにつかまる事もなく目を閉じているのは問題ではないのかと。

 もちろん、だから若者は悪くないと言うつもりはない。非難するべき点はたくさんある。しかしその原因を考えて直していかないことには、決して世の中は良くならないと思う。

 全国のチャイルドシートの使用率は49.4%

 こういう記事を見ると、全国の親の半数は本当には子供を愛していないんだなぁと思う。
 子供は(ある程度以上の年齢になると)チャイルドシートを嫌がるかもしれない。けれどそこで「子供の嫌がることをさせない」のが良い親だと勘違いしてはいけない。

・子供が嫌がってもやらせる
・子供が嫌がったらやらせない

 どちらの方が、将来的に子供の役に立つかが判断基準だ。
 チャイルドシートの場合、万が一事故に遭って子供が死亡した時に親は「あの子が自分からチャイルドシートを嫌がったのですから、死んだとしても本望でしょう」とでもコメントするのだろうか。
 愛があれば、子供が嫌がってもチャイルドシートを着用させるべきだし、当然のように着用させるはずだと思う。

 親の子育てには子供の将来がかかっているのだ。多少の失敗は糧となる事もあるだろう。全く失敗しない事は逆に不幸だ。けれど、チャイルドシート未使用は子供の未来を奪ってしまう。

 こういう親には、自分が「親」である事、自分の両肩に人間1人(もしくはそれ以上)の将来がかかっているという事を、もっときちんと自覚して欲しいと思う。

2006年06月15日 12:02

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