お芝居に感動した

　朝からさんざんな出来事が多発してげんなりしつつ、何とか丸ノ内線に身を収めて池袋着を待っていると、一瞬地上に出たところでかなりの雨が降っている事に気付く。5分前に池袋駅に到着。

　その昔混声合唱団S.P.P.の練習で良く使用していたので、勝手知ったる地下からの道をたどって何とか時間ぎりぎりに到着。すると受付にはまだ10人ほどの列が出来ていて「しめた」と思う。さすがに10人もいるのに始めたりはしないだろう、ということで。

　チケットは取り置きにしておいてもらったので、その場で名前を告げて精算。微妙に私の名前が間違っていたのはご愛敬(名字は合っていたから無問題だったし)。

　ややあって劇団の代表の人(？)が登場。どうやら落雷の影響で電車が一時期止まっていたらしい。地下鉄だったから全く気付かなかった。
　そのために開始時間を少し遅らせるとの事。場つなぎのためにあれやこれやとトークして楽しませてくれた。人生2回目のお芝居観賞という事でやや緊張していたのがほぐれて良かった。

　劇そのものは本当に楽しくて、たくさん笑って、たくさんドキドキして、歌も堪能して、終わった瞬間に来て良かった！　と思った。
　開始前にアンケートを書いていた時は「これからのご連絡」を「不要」としていたのだが、終わってからそれを「必要」に変えたくらい。

　終演後にロビーで、誘ってくれた人の出しているCD2枚が打っていたので購入。するとおまけにポスターを付けてくれた。
　そして誘ってくれた人に自分がいかに感動したかをたどたどしく説明。知り合った場では私の方が立場が上だったので、そのたどたどしさで「え？」と思われていないかちょっと不安になってみたり。
　高校時代にクラスの劇に参加した経験があるのでその時の事をふと思い出して「劇を目指していたら今頃どんなだったか」と思ったりもしたのだが、「今からでも」と言われたのには焦った。さすがに今から始めるにはちと苦しい気がする……。
　何事もそうだが、環境次第なのだろうけれど。

　全く知らない劇を見に行く事はないだろうが、今後とも機会があれば劇を見に行こう。そんな事を思った。