最後の1日

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 いよいよ明日が引っ越しということで、この家で丸1日を過ごすのは今日が最後である。(とは言っても、昼過ぎまで出先へ行くのだが)

 2002年11月に結婚した時は千葉県船橋市に住んでいたのだが、2003年1月に妻が妊娠に気付いた時に「子供の養育費を考えると、妻側の社宅に入った方が良いのでは」という話になって、異動の時期の3月に現在の家へ引っ越したのだった。

 旧居は1LDKだったがなかなか広く、家の中でボーリングが出来そうなほど縦長の家だった。3階だったのだが、1階は中古ゴルフグッズのお店、2階はカラオケパブ。夜布団にはいると、どこからともなくうなり声のような歌声が聞こえてきたっけ。

 そしてお家賃は10万弱。家を決めた時は私もまだ会社勤めをしていて、ある意味お金だけはあったので。(結局新卒からの実働2年半で400万貯まった)

 あれから約4年と3ヶ月。
 結婚した時はまさか5年後に子供が2人もいるなんて思いもしなかったし、家を買っているなんて完全に想像の範囲外だった。船橋の新居に最低でも5年くらい住んでいるものと思っていたのだが……。

 今の家は3Kなのだが間取りが悪く、家の中を広く活用することが出来ないために子育てにはちょっと厳しかった。仕事部屋を除けば、日中は4.5畳の1部屋(+キッチン)で全てを済ませないといけなかったので。子供が1人ならまだ頑張れたが、さすがに2人になるともう無理。

 そういえば社宅の住人で、妻名義で入っている人は私だけだった様子。棟費を毎月当番の人(持ち回り)が訪問回収していたり、4ヶ月に1度草むしりがあったり、半年間持ち回りの管理人をやらされたり、建物が出来た当時から住んでいる(築30年近い)人がいたり、人間関係はいろいろ面倒な部分もあったが、何しろ家賃が安くて水道代が棟費に含まれていたのでお金を貯めるにはもってこいだった。

 でももしここに引っ越してこなければ、今子供がお世話になっている保育園に巡り会わなかった訳で、そうすると家を買う際にも「保育園を変わらなくて済むように」と思わなかっただろうから、人生どこで何がどう影響するかなんて本当に分からないものだということを実感。

 今日出先から帰ったら、家の中の写真を撮りまくろう。
 子供が大きくなった時に「こんな家に住んでいたんだよ」と昔語りが出来るように。息子はほんのりでも覚えていてくれるかな。娘はさすがに無理だろうな。

 先日まであれだけ引っ越すことにワクワクしていたのに、いざ引っ越し前日ともなると寂しくて涙が出そう。
 この家には本当に感謝。


 そんな訳で、明日は引っ越し。

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