鹿児島行顛末記 ~好き好き台風編~

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 祖母の一周忌という事で、父母と共に鹿児島へ帰省した。(家族は留守番)

7月13日(金) 出発

 11時のANAだったが、鹿児島は台風が接近していて「もしかしたら引き返すか、別な場所に降りる事になるかも」という不安を抱えつつのフライト。鹿児島に近づくとやや揺れたものの、機内サービスも通常どおり行われ、ごく普通に鹿児島空港に到着。

 空港から鹿児島市内まではリムジンバスで1時間弱。途中猛烈な雨が降って台風のすごさを実感したものの、市内ではほとんど降っておらず拍子抜け。

 ホテルにチェックインしてから祖父の入院している病院へ見舞いに行き(とはいえ意識はないので、声をかけるだけだが)、大叔父・大叔母の家へご挨拶に行く。
 あれやこれやと話をして夕飯をご馳走になり、大叔父と父、そして私は芋焼酎で晩酌。(銘柄は「さつま 島美人」だった)


7月14日(土)

 翌朝、起きてみると鹿児島県内はほぼ全ての公共交通機関が止まっていた。ただ、市内は風がすごいものの、雨はそれほどでもなく。
 タクシーに乗れば祖父の見舞いには行けたのだが(実際、その予定だった)、昨日病院へ行った際に防災無線で「18時に避難勧告を出す予定なので、準備をしておいてください」という呼びかけがあった場所へわざわざ行くのも何かと思って断念。

 その日は遠い親戚がオーナーをしているホテルへ泊まる予定だったので、9時頃にまずは移動。話をして、早々にチェックインさせてもらう。(通常は15時かららしい)
 そのまま外に出る事もままならず、部屋がシングルだったので妻にテレビ電話をかけてから90分ほど横になる。

 昼は親戚宅でそうめんをご馳走になる。
 わいわい話をしてから辞去し、雨がやんでいたので鹿児島1の繁華街「天文館(てんもんかん)」へ行ってみるが、見事なまでに店が閉まっている。
 「山形屋(やまかたや)」というのが鹿児島で最もステータスの高い百貨店(三越をしのぐ)なのだがさすがに閉まっていた。
 そういえば親戚宅の娘さん2人も、お仕事がお休みになったと言っていたっけ。それぞれの勤め先が休みになった理由が「山形屋が休みだから」だったのは、地元での山形屋の存在の大きさをうかがわせる。

部屋に篭ってノートPCで仕事。しかしネット環境がない部屋だったので、効率が悪い。MovableTypeのタグなんて覚えてないよ……。
 適当なところで切り上げ、NINTENDO DSのファミコンウォーズDS(借り物)を適当にやってからベッドでごろごろ。あまりに暇なので有料チャンネルでも見てやろうかとも思った(どれだけ見ても最大1,000円だった)が、それもまた空しいのでやめた。

 夜はまたしても親戚宅でご馳走になる。オーナー(父とは飲み仲間らしい)自らホットプレートでお好み焼きと焼きそばを作って頂いて恐縮。そういう事が好きな人らしい。
 私より若い娘さん2人も同席していたのだが、テーブルの対角線の位置だったのであまり話も出来ず。残念。
 ここでもオーナーと父と私とで晩酌。銘柄は前日に引き続き「さつま 島美人」

 23時ごろ辞去して部屋へ戻り、日付が変わる頃に就寝。


7月15日(日)

 朝から晴れており、空気はそれほどではないものの陽射しが暑い。
 親戚にお世話になったご挨拶をし、オーナーに車で祖父母宅へ送ってもらう。

 久しぶりに叔父・伯母・従弟に会う。叔父は前日に鹿児島入りしたのだが、当初予定していた朝一番の飛行機が飛ばなかったため急遽福岡便に切り替え、そこからレンタカーで来たらしい。しかも鹿児島県内は高速道路が通行止めだったので、一般道を来たと言うからお疲れ様である。

 11時を前に続々と親族が到着したが、一部「道が塞がれていて」来られないという連絡がある人も。
 法事そのものは滞りなく済み、しばしのんびりしてから最終便に乗るべくリムジンバスで空港へ。

 帰りは逆に台風が関東を襲っていたので飛行機が飛ぶかどうか心配だったのだが、思いの外早く通り過ぎてくれたので「引き返すかもしれない」といった類の通知もなく離陸。やはり途中は揺れたものの、往路と同様に思ったほどではなく羽田到着。

 飛行機を降りると同時に携帯とPHS(貸与品)の電源を入れようとしたら、PHSが見当たらない! そういえばポケットからティッシュを出した覚えがあるので、その時に落ちたのかもしれない(過去に何度か経験有り)と思って慌てて機内に戻る。すぐにアテンダントさんが探しに行ってくれて、無事発見。危なかった……。

 空港からはバスで最寄駅まで。
 息子は帰宅した時にはもう寝ていたのだが、夜中に突然むっくり起き上がり、私の方を見てから安心したようにまた横になっていた。今朝はいつになく甘えん坊だったが、やはり寂しかったのだろうか。


 今回の鹿児島行きは、多くの時間をホテルで過ごしたので「鹿児島に行った」という感じがあまりしなかった。
 お盆の運賃が高い時期が終わったら、家族で帰ることも検討してみよう。

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