初心者なのでよく分からないが

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 何やらPHPに関する論争が起こっているらしい。

 PHPは定期的にネタにされる - [Z]ZAPAブロ~グ2.0

 ここ1年ほどPHPを学びたいという意欲が高くてあれこれやっているのだが、何故PHPを選んだかと言えば「楽そうだから」という面があるのは否めない。
 別にPHPがことさら劣るとも思わないし、かと言ってことさら優れているとも思わない。
 凄腕プログラマになるような人は仮にPHPから入ったとしてもPHPに留まらないだろうし、PerlやRubyにある程度精通した人でも場合によってはPHPを選ぶ事だってあると思う。

 「日本発オブジェクト指向スクリプト言語Rubyの作者」まつもとゆきひろさんが「Matzにっき(2008-01-26)」で「Attacking PHP」と題して「PHPがいかに駄目な言語か、という話。」とかあれこれ言っているのがそもそもの発端のようなのだが、ここで若干ねじれが生じている。

 まつもとさんは「Matzにっき(2008-01-29)」で「PHP使いの反論」と題して

私がPHPを「イケてない言語」と発言しても、たかがひとりのプログラマにそう言われただけじゃないか。それでPHPユーザーが負け犬認定されるわけでもなし、「そういうところもあるよね」と笑い飛ばせば良いと思う。

そうじゃない?

と言っていて、それに対して賛否両論あるわけだが、これって本人(まつもとさん)からすれば結構深い問題だと思う。

 「1人の技術者として言いたいことも言えない」という立場は、想像以上に辛い事だと思う。だから個人的には「言わせてあげなよ」と思うのだが、しかし影響力があることもまた事実であって、それを考えれば「言うにしてももう少しオブラートに包んだほうが」とも思えてくる。

 私自身、大学の合唱団やら社会人合唱団やらmixiで4千人以上参加者のいるコミュやらで「自分の発言の与える影響の大きさ」に苦慮した事があるので、(レベルが違うとはいえ)まつもとさんの思いも分かるつもりでいる。
 ただ、この辺は本人がどう思おうと影響があるのは紛れもない事実なので、「影響を与える事は分かった上での一個人としての発言」と予防線を張る必要もあったかな、と思う次第。もちろん予防線を張っても言う人は言うのだが、少なくとも貼らないよりはましかな、と。
 その辺、小飼弾さんは少し上手だと思う。もっとも「個人の意見ですよ」という錦の御旗の下でちょっと言いたい放題すぎるきらいがない訳でもないが。

 スクリプト言語の美学 - So-net blog:港区赤坂四畳半社長:スクリプト言語の美学

 自分の技術レベルを置いておくと、この人の考え方は私の感じているものにとても近いなぁと感じる。
 別にPHPが唯一絶対の言語だと思っている訳でもないし、PHPが(全体的に)一番優れていると思っている訳でもないのだ。

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