【レビュー】劇場版 エスカフローネ

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 遙か昔、友人からビデオを借りて全話見て「これはいい!」と思っていたのだが、劇場版は未見。
 先日NHK BS hiで放送されていたので録画して見た。


 結論: これはひどい


 「TV版とは全く別の話」と聞いてはいたが、これほどまでに違うとは。
 これはむしろ、全く別作品として上映した方が良かったのではあるまいか。

 以下、若干のネタバレ含む。

  • ガイメレフが2体しか出てこない。
  • 敵(フォルケン側)が何者なのかいまいちはっきりしない。
  • 敵と見方の描き分けがいまいち
  • フォルケンが単なる悪い人じゃん!
  • ディランドゥのラストシーンって何さ
  • ナリアとエリヤの扱いに涙が出た
  • ジャジュカの立ち位置が微妙
  • なんか、超能力合戦っぽいシーンがあって何だかなー

 TV版を知らなければそれなりに楽しめるのかなぁ。
 ガイメレフがほとんど出てこないおかげで、何だかファンタジー時代劇っぽい感じになっていた。それはそれで良いのかもしれないけど、火薬とか山ほど出てきてるし船が空を飛んでいるのに襲撃は馬と刀なんだ、とか思ってしまう。

 それと、最大の不満は音楽。
 あのフルオーケストラの荘厳な音楽こそがエスカフローネの最大の魅力と言っても過言ではない(ある意味正統派であり、エヴァンゲリオンとは一線を画す)と思っているのに、割と普通な音楽になっていてがっかりした。途中、妙にポップスっぽい曲もあったし。

 これは一度見ればいいかなー、というレベル。
 TV版「天空のエスカフローネ」は隠れた(隠れてない?)名作だと思っているだけに、とても残念だった。

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