定期購読しているWebの雑誌『Web Designing』2月号のレビュー。
先月末発売の「Web Designing 2月号」は店頭でぱらぱらと目を通したところ目新しい記事がなかったので購入を見送り。
定期購読なので16日に届いてその日のうちに軽く目を通したのだが、ついついレビューが後回しになってしまった事は反省しなければ。
<目次 (Amazonから転記)>
■【Webデザイナーのためのタイポグラフィ大特集】
特集1 タイポグラフィの楽しみ方
トップデザイナーが語る文字の魅力
特集2 Webタイポグラフィへの挑戦
Webデザインが実践する文字の世界■【好評新連載】IDEA LAB
ディテールに凝ってグラフィックの完成度を高める■【集中連載】Flash開発の新機軸「ActionScriptライブラリ」
「Progression」コンポーネントスタイル編■【OnClick】Flash CS4で変わるアニメーション制作
オブジェクトベースでアニメーションがもっと活きる!■【新著者登場】one's view
川島高(Goodby, Silverstein & Partners)「ハンバーガーとフォークとラブレター」■Topics
Ajaxハジメマシタ_JavaScriptでカラムレイアウトを制御する
オープンソースのCMS「eZ Publish」事例解説
【Webデザイナーのためのタイポグラフィ大特集】
私はデザインは門外漢なので、特にフォント周りの事はよく分からない。明朝体とゴシック体、セリフとサンセリフの区別くらいは付くが、正直フォントは「そのブラウザのデフォルト」でちゃんと見えればそれで良し、という程度の認識しか持っていなかった。
そういう意味で言うと、今回のこの特集は非常にためになった。フォントをWeb Designing誌上ここまで大々的に取り上げるのは、少なくともここ3~4年なかった事のように思う。
今後フォントを細かく指定して何かを行う事はおそらくないと思うのだが、それでも知っているのと知らないのは大きな違いなのでありがたい。
でもフォントについて元々あれこれ知識がある人には物足りない内容のような気がする。
【好評新連載】IDEA LAB
ディテールに凝ってグラフィックの完成度を高める
アイコンやボタン、ツールバーをどうすればより美しく作れるか、という内容。基本的にPhotoshopでの話である。(一部Illustrator有)
私はグラフィック周りは詳しくないので「なるほど」と思う部分も多いが、実際に自分でアイコンやボタンを作るのであれば本を1冊買うと思う。知っている人にはそれほど目新しいないようでもないと思うし。
そう考えると、この記事のターゲットがいまいち見えてこないのが残念。(ページ数もたったの4ページだし)
【集中連載】Flash開発の新機軸「ActionScriptライブラリ」
「Progression」コンポーネントスタイル編
個人的に気になっていた「Progression」についての記事。(6ページ)
ざっくりと流れを説明してくれているので、「何となく」つかむにはちょうど良かった。しかしこの記事を参考にして何か作れるか、と言ったらちょっと情報が足りない気がする。「解説記事」というよりは「紹介記事」と言った方が適切だろう。
【OnClick】Flash CS4で変わるアニメーション制作
オブジェクトベースでアニメーションがもっと活きる!
先日発売になったAdobe Flash CS4についての記事。(6ページ) 特に「モーションエディタ」に2ページ割いている。
CS4については先日Spark Projectの勉強会でも紹介されたのだが、主にアニメーションの作り方が大きく変わっているように感じている。現在ActionScriptでの制御ではなく、タイムラインを駆使してアニメーションを作る人に利点が多いようだ。逆に言えば、主にActionScriptを使用してアニメーションを制御している人にはそれほど大きな変化はないと言っていいだろう。
Ajaxハジメマシタ_JavaScriptでカラムレイアウトを制御する
こういうのを見ると、ついつい「JavaScriptを切っている人はどうなるの?」と思ってしまう。
JavaScriptは便利だが、切っていてもそれなりに見えるようにちゃんと作るべきで、そう考えるとCSSで出来る事はきちんとCSSで作るべきなのではないだろうか。
『Web Designing 2009年 2月号』 の 総合満足度: 70%
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