携帯を紛失し、1日後に手元に戻ってきた話

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昨日は大学時代に所属していた合唱団の後期納会ということで、渋谷に行ってきた。
今年は11月に第50回定期演奏会でOB・OG合同ステージに参加した事もあり、私にとっても「納会」である。

納会の前にはもう20年近く動いていないOB・OG会の再開に関する話し合いがあり、16時半頃にそれが終わったので20ほど年上のOBの方と差しで軽く一杯。
2人でビールの大瓶を3本空けたのだが、差しだと飲まないと相手に悪い(相手が飲み辛くなる)ので私にしてはかなりのハイペース。納会に向かう時にはすでにそこそこの酔っ払いであった。

1次会の終わりに今年の演奏会実行委員長の子とアドレスの交換をし、2次会会場へ。
2次会会場では最初にお手洗いに行った以外はずっと同じ場所に座りっぱなし。

で、2次会会場から出たところで時間を確認するために携帯を取り出そうとしたら......ない。
しかし前述の通り納会前からアルコールを摂取していた事もあって、どこで落としたかの心当たりがさっぱりない。

現役の子は、私の携帯に電話して鞄の中で鳴っていたりしないか確認してくれたり、1次会2次会それぞれのお店に問い合わせてくれたりと努力してくれたのだが、残念ながら出てこず。(この間、私ははっきり言って役立たず。本当に申し訳ない)

結局「もしお店で見つかったら僕に連絡してくれるように話をつけておいたので」と現役の子が言ってくれたので、自宅の電話番号を伝えて帰宅する事に。
いつ連絡があるか分からないし、連絡があるなら早朝の閉店間際だろうから朝まで行った方が良いのでは? という考えも頭をよぎったのだが、今週はどうにも体調が悪くて養生したかったので断念。

1時過ぎに帰宅してから、携帯を落とした上に現役に迷惑をかけたショックでいまいち寝付けなかったので「GPSで現在位置を検索できないのかしら?」と調べてみる。
すると「My docomo」にログインして「紛失・盗難時のお手続き」から携帯電話のロックや現在位置の確認ができる事が判明。さっそくやってみた。

すると、やはり飲んでいた辺り(1次会と2次会の場所は至近だった)にあるらしい事が判明。
移動中に落とした気はしないので、お店が閉店の片付けをする時か、あるいは開店準備中にきっと見つかるのではないかと期待する事に。


そして今日。午前中に連絡があって「見つかったので、○○(私の家から徒歩10分くらいの場所に住んでいる)にお宅まで届けさせます」とのありがたい申し出を受ける。
「私も渋谷のお店に行ってちゃんと自分で確認しないといけないのでは」などと考えていたので、家で待っていれば良いというは本当にありがたい話。最寄り駅も一緒、駅からの方向も一緒、歩いて10分の距離に住んでいる団員がいたのも幸運だった。(しかもその子は次年度副学生指揮者就任予定なので、まさに直属の後輩である)

その子の都合もあるだろうからとのんびり構えていたら、18時過ぎに電話があって「これからお持ちします」との事。
近所のスーパーを待ち合わせ場所にし、無事に見慣れた携帯を再び手にする事ができた。(「これで持ってきた携帯が私のじゃなかったらどうしよう」と不安だったのは内緒)

しかも持ってきてくれた子は「昨日"体調があまり良くない"と話されていたので」と、袋入りののど飴を一緒に渡してくれた。

「こ、こいつできる......」

いやもうただただ感動。
飲み会に参加してはぐだぐだと話をして、団員より少し多めにお金を払うだけのOBなのに、ここまで気を遣ってもらえてありがたいやら申し訳ないやら。

手元に「これ持ってけよ」と言えるような何かがなかったので、来年2月にある「追いコン」の時に何かプレゼントを......という事にして今回の件はひとまず終了。


うーむ、迷惑をかけないOBでいたい、とずっと思い続けていたのだが、まさかこんな形で迷惑をかける事になるとは。
今後は迷惑をかけないように気をつけたいと思う。

<余談>
私より年下のOBの1人が「50回の記念定期演奏会に参加して以来、虚脱感でどうにも仕事に集中できないんですよね」と言っていた。
ここ2~3週間ほどどうにも自宅作業が手に着かなかったのだが、もしかして私も「記念定期演奏会を終えた虚脱感」だったのだろうか?

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