2006年02月06日
インストールメモ 〜その5:まずはインストール前の設定を
まずは上から7番目、「Keymap」を設定します。
これはインストール時にキーボードが英語101キーボードと認識されてしまうと、一部記号がキーボードに書いてある位置と一致しなくなってしまうために、最初に行っておきます。
ちなみに一致しなくなってしまうキーは下記の通り。(腐乱化…Flankerさん、ありがとうございます)
入力したい文字 | 打鍵する文字 |
---|---|
` | 半角/全角 |
~ | Shift+半角/全角 |
@ | Shift+2 |
^ | Shift+6 |
& | Shift+7 |
* | Shift+8 |
( | Shift+9 |
) | Shift+0 |
_ | Shift+-(=) |
= | ^ |
+ | Shift+^(~) |
[ | @ |
{ | Shift+@(`) |
] | [ |
} | Shift+[({) |
: | Shift+;(+) |
' | : |
" | Shift+:(*) |
\ | ] |
| | Shift+](}) |
「Keymap」を選択してEnterキーを押下すると、下記画面が表示されます。
Japaneseを選択してEnterキーを押下してください。
インストールメモ 〜その4:まずは電源を入れてみる
2枚組のインストールCDを作成したので、いよいよインストール作業に入ります。
まずは電源を入れます。ごにょごにょとシステムチェックをしている間に、CDドライブにインストールCDの1枚目(Disc1)を入れておく事をお忘れなく。
しばらく待っていると、下記のような画面が表示されます。
放っておけば、勝手にまた動き出します。待つのが面倒くさい方は、1を選んでください。
USBキーボードを使用している方は7を選ばないといけないのかな?(私はその環境にないので1を選びました)
これまたしばらく待っていると、下記のようなメニューが表示されます。
いよいよ本格的なインストール作業の開始です。
インストールメモ 〜その3:CD-ROMから起動する設定に
2枚のCDを作成したら、BIOS(本体基盤)の設定で「CD-ROMから起動する」ように設定する必要があります。
例えばすでにハードディスクにWindowsがインストールされている場合、上記設定を行っていないとWindowsが常に起動してしまい、いつまでたってもFreeBSDがインストールできません。
この設定部分はインストールしようとするPCによって異なりますが、電源を入れてから「DELETE」キーを押下すると設定画面が出てくる事が多いようです。
このサイトあたりを参考にしてみてください。
以上で、とりあえずの下準備は終了です。
インストールメモ 〜その2:インストールCD作成
本も何もない状態からFreeBSDをインストールしようというのはいささか無謀だと自覚はしているのですが、分かりやすそうな本もなかった&高かったので、インストールくらい出来るだろうと見切り発車することにしました。
ちなみに、「FreeBSD ハンドブック Chapter 2. FreeBSDのインストール」を参考にしました。(ちょっと分かりづらいですが)
まずは、いわゆるインストールCDを入手する必要があります。
(上級者の方なら「ネットワークインストール(最低限の起動フロッピーディスク(Boot Disk)を利用して、ネット接続しながらインストールする)」をされるかと思いますが、Windowsにイメージが近いほうが分かりやすかろうと、あえてCDからのインストールにしました。
Windowsならお店で購入するところですが、FreeBSDは無料で提供されているのでダウンロードで入手する事が出来ます。回線速度の問題等がある場合は、CDの付いている書籍を購入すれば良いでしょう。(ただし、その場合は最新版ではない可能性があります)
FreeBSDの情報は、「The FreeBSD Project (Japan)」からたどるのが良いでしょう。
公式なサイトは「The FreeBSD Project」
ここの中から「最新リリース」を選びます。2006年2月6日現在は「プロダクションリリース6.0」というのですね。
クリックすると英語のページに飛びます。
ずずいと下の方に行くと、「FTP」という見出しがあります。
その下には「ftp://」で始まるアドレスがいくつも書かれているので、適当なものを選んでクリック。ちなみにどれも差異はありません。
ファイルの一覧が表示されたでしょうか。
今回はインストールCDを入手したいので、「ISO-IMAGES-」で始まるフォルダを選びます。NECのPC98シリーズにインストールしたい場合は「ISO-IMAGES-pc98」です。詳しくは良く分かりませんが、PC本体のチップセットの種類でどれを使うかが分かれるようです。
私の場合はどうやら「i386」というのがそれに当てはまるようでしたので、これを選びます。
バージョン毎にフォルダが分かれています。
2006年2月6日現在は「6.1」なので、これを選びます。
(私が作業を行った際は「6.0」が最新でしたので、以後6.0の手順となります)
5つのファイルがそこにあるはずです。
・6.0-RELEASE-i386-bootonly.iso
・6.0-RELEASE-i386-disc1.iso
・6.0-RELEASE-i386-disc2.iso
・CHECKSUM.MD5
・CHECKSUM.SHA256
一番上は起動用のものです。前述のネットワークインストールを行う時や、CDから起動できない場合に使うので、今回は無視しました。下2つは正しくダウンロードが行えたかをチェックするためのものです。今回は無視しました。
「disc1」と「disc2」を今回使うので、ダウンロードします。適当なフォルダにドラッグすればOK。
isoファイルはただCDに焼いても駄目なので、そのあたりは「イメージファイル 焼く」というキーワードでいろいろ調べてみていただければと思います。
ちなみに私が使っている「B's Recorder GOLD8」についてはこちらに説明があります。
インストールメモ 〜その1:動機
1. UNIXに触れてみたかった
2. 家に眠っている古いPCを活用したかった
3. Webサイト構築用のテストサーバが欲しかった
4. 趣味
ということで、FreeBSDを選択しました。
とにもかくにも「古いPCで無理なく動く」がポイントです。
新しいPCでFedoraCoreやLinux系を動かす本は山のように出ていますが、FreeBSDは玄人好み。初心者が手を出したら火傷するぜ、と言わんばかりの重圧を感じます。
でも古いPCを活用するならなかなかのもの(のはず)なので、一助になればと思いBlogに記してみたいと思います。