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2008年02月01日

世知辛いというか何と言うか

業界の反応は……:「げ! マジで!?」――高速電脳の閉店に周辺ショップも絶句 - ITmedia +D PC USER

 1年前のPC-Successの時も驚いたのだが、それなりにお店の知名度が合ってもPCパーツ屋というのはやはり儲からないのだろうか。

 思えば1998年頃にショップブランドのPCを購入し、2002年には初めて自作機(とは言え友人製作)を導入したのだが、その頃は「性能に妥協せず、いらないものは削ぎ落とし、安価に手に入れる」為には自作(もしくはショップブランド)が最善の選択だったように思う。
 メーカー製は総花主義で、欲しい性能を求めればいらない性能も高くて値段が上がり、値段で妥協すればほしい性能が不足するという状態だった。

 ところが今、「欲しい性能を選択して購入」する事はごく当たり前になった。しかもDELLやマウスコンピューターなど、性能を選択しつつ安さを売りにしているところも多々ある。パーツを単独で選択していくより、メーカーの用意した雛型を元に必要に応じてパーツを選択するほうが安いのだ。

 こうなってくると、わざわざ自作するよりもメーカー品を購入した方が楽である。そして何より、メーカーの保証が手に入るのだ。
 自作の場合は各パーツの保証しかない訳だから、不具合が生じたときに非常に面倒くさい上に、「相性」の場合には保証も受けられない事がある。(相性保証が別料金だったり)

 かく言う私も、最近はもっぱらメーカー製である。自作しよう、という意識もほとんどない。パーツ交換しよう、という気もない。(まぁこれはメーカーの保証が受けられなくなるという理由もあるのだが)
 最近気になるのは、せいぜい外付けHDD(NASとか)だったりBlu-rayやHD DVDのドライブだったりで、それもヨドバシカメラのような大手量販店で購入できるものばかり。
 確かにこれではパーツ屋が潰れるのも無理はないのかもしれない。

 でも未だに秋葉原でPCでも萌えでもない分野のお店が根強い人気を誇っているように、それなりに増えたお店がある程度淘汰された後はしっかりと後世に残ると思う。というか、残って欲しい。

2008年02月01日 10:51

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