以前(確か3月頃)NHK BSで放送していた「アップフェルラント物語」を今頃ようやく見た。
原作は遙か昔に読んでいたのだが、結構いろいろ忘れていてびっくり。というか、他の作品(特にカルパチア綺想曲)とかなり混ざっていた。
中学生の頃から大学生にかけて、前述の「アップフェルラント物語」の原作者である田中芳樹に相当はまっていて、1998年頃までに出た作品はほぼ全て読んだと思う。あ、灼熱の竜騎兵は読んでなかったな。当時メインで読んでいた富士見ファンタジア文庫からの刊行だったのに、何でだろう?
タイタニアなんかは3巻まで出ていたのをなけなしの小遣いをはたいて購入したら全然続きが出なくて、「田中芳樹読本」では「全3巻」と記されていてがっかりした覚えも。まさかあれから10年以上経ってアニメ化されるなんて思いもしなかった。(当然見た)
個人的に好きなのは、やはり王道の「銀河英雄伝説」
「アルスラーン戦記」も好きだったのだが、あまりの刊行ペースの遅さに見限ってしまった。
地味なところでは「夏の魔術シリーズ 」も好き。(1巻のラストはちょっと感動した)
個人的には、田中芳樹は短い作品でこそ力を発揮するように思う。
「マヴァール年代記」は「アルスラーン戦記」の原案のような色合いがあるのだが、全3巻(角川ノベルス版で読んだので)でしっかりまとまっていて好印象。
1冊~数冊で完結しているシリーズは基本的にお薦め出来る。(個人の嗜好に合致するかどうかは別問題)
で、Wikipediaの田中芳樹の項目を見てみたところ、「自転地球儀世界シリーズ」に3巻が出ていた事を初めて知った。しかも2003年には出ていたらしい。
この作品は1巻が1990年に出たっきりだったのが、1995年にようやく2巻が出てそこで止まっていたのだが、いつの間にかカドカワノベルズから徳間デュアル文庫に移っていた。「3巻は一条理希との共著」とのことで、ついにこのシリーズも田中芳樹の手を離れるっぽい。そういえばKLAN(1巻のみ執筆、2巻以降は原案者として参加)は1巻だけ読んだなぁ。
今のところ、作者が変わったら(例え原案が田中芳樹でも)読まないと思う。
アルスラーン戦記は改めて読み返さないと思い出せないと思う(角川文庫版でしか読んでない)ので、完結したら改めて読む予定。
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