仕事をする上で譲れる線、譲れない線

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ひと旗あげた人をみて思うこと (キタ印工房)

 上記は私の好きなライター&イラストレーターのきたみりゅうじさんのBlog記事。
 詳しくは見てもらうとして、簡単に言えば「年収ウン十億もらっても、家族で食事をするのが月に1回程度しかないなら意味がない」という話。

 私も(「も」と言うのは実におこがましい話だが)フリーランスとしてお仕事をしているのだが、私のスタンスは「兼業主夫」 そのことを公言してはばからない。

 自分を律するのが上手なわけではないし(むしろすぐだらだらする)、営業力も低い(いつも向こうから声をかけていただいて大変ありがたい限り)。フリーランス故に収入に花見があるが、場合によってはパートやアルバイトの方がより多く稼いでいるのでは? と不安になる程度しか収入がない時もある(結構ある)。

 会社勤めしている人は「仕事がなくて困る」という人はあまりいない(自分が営業サイドではなく技術者サイドに立っているからそう思うのかもしれないが)し、福利厚生も(会社にもよるが)ある程度しっかりしている。
 そして会社で様々なプロジェクトをこなす中でどんどん知識(技術だけに限らない)がついてレベルアップして行くし、横のつながりも広がっていく。

 うらやましいな-。
 会社勤めした方が身分も安定するし稼げからいいんじゃないかなー。

 そう思わなくもない。(何しろ来年3月には3人目が誕生するのだ)

 が、私の中でそれは「ない」のだ。
 1つは妻が「公務員」という安定した職業に就いているため、とりあえず食べていけないという非常事態は避けられる、という大変にありがたい理由。
 もう1つは、私が「そういう働き方をしたくない」と思うからだ。

 私は兼業主夫である。
 
 平日の朝は子供たちを起こして着替えさせる。
 子供たちに朝食を食べさせる。
 出社する妻とともに子供たちを保育園へ送って行く。
 昼食は(ほぼ)自炊する。
 散歩ついでにスーパーで特売品を買い求める。
 夕食の下準備をする。
 17時頃に保育園へ子供を迎えに行く。
 公園へ寄り道しながら帰宅したら夕飯の用意をする。
 子供たちに夕飯を食べさせる。
 夕飯~夕飯後に帰宅する妻と子供たちを交流させる。(これ結構重要)
 子供たちを寝かしつける。

 こんな事をしていては、就職などできようはずもない。(朝10時から夕方16時まで(残業なし)、という夢のような職場があれば話は別だが)

 そしてこれが大切なのだが、「私はこの生活が気に入っており、今後も継続して行きたい」のである。

 年収ウン十億、というのは非常に魅力的だ。ウン十億あればベビーシッターだって雇えるし、妻が働く必要もなくなり、心置きなく仕事に没頭できよう。
 しかし妻は働きたい人である。
 そして私はお金よりも子供たちと触れ合う時間の方が大切なのである。

たぶん家族がいなかったとしたら、月10万ちょっとくらい稼いで満足してると思う。

 ええ、私は家族がいて妻が働いているからこそ、金額的には決して誇ることのできない環境でも満足なのだ。
 私にとって、「収入」は譲れるが「子育て」は譲れない線である。


 そんな私を理解してくれてあれこれ切磋琢磨できる仲間(と言うのはおこがましいほど教えてもらってばかりだが)と、そんな私にもお仕事をくれる人たちに恵まれている幸運に感謝したい。

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このページは、ひこが2008年8月13日 17:10に書いたブログ記事です。

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