Marines観戦記 1

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 いよいよ野球シーズンが到来。次の終末はパ・リーグ開幕である。
 私の応援する千葉ロッテマリーンズは、ボビー・バレンタイン監督が復帰した2004年が4位、2005年に日本一、2006年は4位と、上下動が激しい。もっともそれより前は1995年に同じくボビー・バレンタイン監督が指揮して2位になって以来Bクラス(4位以下)だった訳だから、Aクラス入りが期待できるだけましと言うべきだろう。

 ちなみに週刊ベースボールでの評論家12人による順位予想では、12人全員がソフトバンクホークスの1位を予想。千葉ロッテマリーンズは10人が2位を予想し、まぁまぁの期待度のようだ。

 そんなこんなで野球熱が(私の中で)高まる中、寒風吹きすさぶ千葉マリンスタジアムへオープン戦を観に行った。

 11時半に現地にてどろっぷ氏と待ち合わせ。
 どろっぷ氏は集合前に、今日からのダイヤ改正で京葉線に登場したE331系に乗ってきたらしい。ちなみにこのE331系というのは3ドア14両という良く分からない編成。通常3ドア車と4ドア車は車体の長さは特に変わらないが、このE331系は3ドアの分だけ車両が短い(らしい)。だからこそ14両という編成が出来る訳だが、果たして何を狙っているのかが良く分からない。カーブでの安定性向上だろうか?

 到着したとのメールを受け取ったので、電話しようと思ってポケットから携帯を取り出そうとして地面に落とす。裏の電池カバーが外れかかったのははめなおせば良かったのだが、以前友人からいただいた琉球ガラスのストラップが砕けてしまい、かなりブルーな出足である。

 とりあえず行った事のなかったマリーンズミュージアムへ。
 マリーンズの歴史が分かる他、ベンチやバッターボックス、ブルペンの一部が実寸大で再現されていて興味深い。写真をとる人の姿も多々見られた。
 併設されているお店では今年のファンブックを発見。荷物になるので帰りに買う事にする。

 球場入りは11時45分過ぎ。外野スタンドライト寄りの上の方に席を確保して、ロッテリアに昼食の調達へ。なかなか混雑していたが、Edyに対応していたのが印象的。利便性を考えたのか、少しでも混雑を緩和するためなのか。
 おにぎり2つを用意しておいたので追加で何か買おうかどうしようか迷いながらだったのだが、「ボビーバーガー」という新商品を発見。ついうっかりボビーセット(ボビーバーガー+ポテト+チキンナゲット)を購入してしまう。880円はちょっと痛かった……。
 ちなみにボビーバーガーは、チーズバーガー+レタス+パイナップルという感じ。パイナップルが入っている事に拒否反応を示す人もいそうだな、と思った。酢豚やポテトサラダにパイナップルが入っている事が許せない人にはお勧めできない。個人的にはおいしいと思う。高いのが難点だが。

 席に戻ると12時15分頃。のんびり集合して、昼食を購入している間にスタメン発表間近、という流れは理想的な展開。シーズンが始まるととてもこうはいかないだろう。最低でも後1時間は早く来なければならないに違いない(最初から2階席でOKならそれほどでもないかもしれないが)。

 で、スタメン。
 3番里崎、4番平下という良く分からない打線だった事もあるらしいので、戦々恐々としながら発表を待つ。

ホークス (先攻)
1番 センター 大村
2番 ショート 川崎
3番 レフト 多村
4番 ファースト 松中
5番 サード 小久保
6番 ライト 柴原
7番 DH ブキャナン
8番 キャッチャー 山崎
9番 セカンド 本多
ピッチャー 和田

マリーンズ (後攻)
1番 ショート TSUYOSHI (西岡)
2番 ファースト 青野
3番 ライト 大松
4番 レフト 竹原
5番 キャッチャー 橋本
6番 サード 今江
7番 セカンド 塀内
8番 センター 大塚
9番 DH 平下
ピッチャー 小林宏

 下位を除いてほぼベストメンバーのホークスに対し、TSUYOSHIと今江、ピッチャーの小林宏以外はほぼ2軍でおなじみのメンバーと言っても良いマリーンズ。里崎は? 福浦は? 堀は? ズレータは? サブローは? 
 そろそろ開幕を見据えたオーダーも試した方が良いのではなかろうか、と不安を感じる。いや、個人的にはこのメンバーは好きなのだが(特に2番~4番)。
 それにしても左腕の和田が先発と予想される中、3、5、7、9番に左打者を並べるのは一体……。以前のボビーなら左投手には7~8人右打者を並べたものなのだが。

 マリーンズの小林宏は球数が多くて心配な立ち上がり。1回も2回も何とか抑えたという印象。
 対するホークスの和田は「安定」という言葉がぴったりの内容。マリーンズ打線は淡白な攻撃に終始する。
 3回には塀内のチーム初ヒットの後、平下が3塁線に絶妙のバントで1死1、2塁のチャンスを迎えるものの後続が倒れて無得点。

 さっぱり点が取れる気配がない中、4回に期待の和製大砲 大松がレフトスタンドへホームラン! 2軍では活躍するもなかなか1軍に定着できない中、開幕に向けた大きなアピールでマリーンズが1点先制。
 しり上がりに調子を上げた小林宏は6回を無得点に抑えて交代。

 で、7回から登板したのは大方の予想を裏切って小宮山!
 1点差の緊迫したゲームでまさかまさかの登場に球場大揺れ。ヒットを1本打たれるもののきっちり無得点で切り抜ける。今年も中継ぎできっちり仕事をして、若手に刺激を与えて欲しいところだ。

 押せ押せになってきた7回。
 先頭の橋本が四球で出塁。が、1アウトになった後の2球目にあっさり牽制アウト。1球目にエンドランでスタート → ファールだったのだが、ちょっと焦りすぎだと思う。
 後続も倒れて無得点。

 8回はルーキーの松本が登板。左サイドスローから繰り出される球は、実に打ちにくそうである。
 しかし川崎、多村をあっさり抑えるものの、松中にヒットを許すと、続く小久保、柴原、ブキャナンに3連打を浴びて1-2と逆転されてしまう。
 続く田上にはストレートの四球で嫌な空気が流れるが、本多を打ちとって何とか2失点で切り抜けた。

 左打者はかなり打ちにくそうなのだが、右打者への決め球を欠く様子。右打者をどれだけ抑えられるかが今後この課題だと思う。しかし藤田に次ぐ左の中継ぎとして今シーズンは活躍してくれそうな予感。少なくとも加藤よりは。

 8階の攻撃は代わった藤岡にぴしゃりと抑えられ、迎えた9回表。
 1点差で勝っている場面なら小林雅だろうが、負けているので若手を試すか? と思っていたら何とここで魂のエース ジョニー(黒木)登場!
 小宮山の時同様、まさかの展開に球場騒然。
 そのジョニーは川崎にヒットを打たれるものの、最後は辻を見逃しの三振に切って取ってファンの喝采を浴びる。ジョニーがベンチに下がるまで拍手が鳴り止まなかった事に感動。

 が、試合はそのままホークスの守護神馬原に抑えられて1-2の敗戦。打てないマリーンズ再来と言うよりは、やはり浦和組中心のメンバーで和田に立ち向かうのは厳しかったのだと思う。

 結局途中交代で出てきたのは渡辺正、根元で、引っ込んだのはTSUYOSHIと今江。最後はもう本当に浦和マリーンズだった。いや、何度も言うが私は好きだから良いのだが。
 新しい戦力が出ている事は事実なので、せめてプレーオフ争いに加わってくれる事を願いたい。

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