All Aboutの「読みたい本を倍増収納する秘訣」には賛同できない

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読みたい本を倍増収納する秘訣を公開 - [収納]All About

 タイトルに惹かれて読み始めたのだが、

増え続ける本で頭を悩ます人は多いはず。本棚の奥行きを上手に使って収納量を倍増する方法を考えてみましょう。

という冒頭の一文で嫌な予感が。

奥行きのある本棚の場合、前後2列に並べて少しでも多くの本をしまいたいと思うのは自然なこと。なのですが、後列にしまった本を利用するチャンスが減ってしまうのも困ります。正面からも後列にある本の背表紙が見えてほしいということで、ダブル配列の工夫をご紹介します。

 私の経験から言うと、ダブル配列は駄目。
 例え前列に文庫本を並べたり、後列をかさ上げして背表紙が見えるようにしたところで、「手前の本をどけないと後ろの本を取り出せない」という面倒くささが後ろの本を死蔵させてしまうのだ。いや、私が面倒くさがりだからかもしれないが。

 本の場合、1冊を取り出すためには手前の本を数冊出さなければならない。しかも抜いた本のところへ左右の本が倒れて来ないように押さえておく必要がある。つまり、片手で前列の本を抜き、片手で倒れてこないように押さえると、後ろの本を取り出せないのだ。

 これを避けるには、前列は本ではなく片手で持てる何か(たとえばティッシュの箱)の置き場にする、前列の本を丈夫なトレーのようなものに乗せておきトレーごと持てる(そして左右からは倒れてこない)ようにする、といった工夫が必要だ。

 もちろん2列に置いて問題なく運用できる人もいるだろうが、個人的にはあまりオススメできる方法ではないと思う。使う人の事をあまり考えていない、机上の空論に近いのではなかろうか。

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